
衣装作りの要である縫製の工程。
しかし衣装づくりは縫製という一つの作業工程のみだけとして捉えるこ
とはできません。
設計デザインとしての設計品質(デザイン企画、パターン作成、サンプ
ル作成等)、材料品質、 縫製現場での加工品質、それに加えプ
リントや染めなどの二次、三次加工品質があり、お客様の手に渡る前に
行われる品質管理の工程まで多岐に渡り複数の熟練技術者の手をとおし
最終製品に仕上げられて行きます。
よさこい衣装は、激しい動き、天候に左右される屋外での使用、さらに
多種多様な個性的なデザインに耐えられる製品を製造することが望まれ
ます。
またお客様のご要望に沿ってステージ効果を狙ったデリケートな素材
(金糸、銀糸、薄手のシフォンやストレッチ)や、副資材(芯地、テー
プ類、ボタン、特殊なしかけ等)様々な材料を用いなければなりませ
ん。通常のアパレル商品には考えられない程多品種の異素材を使用しま
す。
上記のような多工程間の意思の疎通や職人の裏技の伝授などにより技術
力のギャップを無くし、常によりよい品質を実現するために、自社内の
一貫した厳しい管理の下に縫製加工を行っております。
ムラタックでは、この複雑高度で特殊な技術を要する「よさこい衣装制 作」を、お客様のご予算とご希望納期にお答えできますよう、皆様に喜 ばれる衣装「踊り子さんのために」 「観客のために」をモッ トーに技術の現場で日々努力を重ね様々な改良を行っております。
- 多種多様なデザインと素材、材料を考えたパターン作り 詳しくはこちら
- 生地と、針に合ったミシン糸の選び方と糸の質(国産品使用)
- 素材に適した工場内湿度管理、アイロン蒸気量の調節
- 加工準備段階での生地の延反・裁断(プリント、染め加工の裁断布など)
- 薄生地、伸縮素材、ラメ入り素材などに適したミシン調整
- 接着芯選びと表生地の組み合わせ、仕上がり
- テンション(負荷)がかかり易い、袖、パンツ、襟元などの始末と力布の使用
- 染め上がりの裁断布の柄合わせ、からくり等への耐久度調節
- 仕上プレスでの温度、蒸気量、圧力
- 最終工程の検品品質管理(検針・糸始末・風合い・カットライン・サイズなど)
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